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鬼和尚天空

Author:鬼和尚天空
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心が主じゃ。
 今回はダンマパダの一番最初に書いてある言葉を、学ぶのじゃ。

 1 ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも汚れた心で話したり行ったりするならば、苦しみはその人につき従う。──車をひく(牛)の足跡に車輪がついて行くように。

 2 ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。もしも清らかな心で話したり行ったりするならば、福楽はその人につき従う。──影がそのからだから離れないように。 

                          ダンマパダ<中村 元訳>より

 全ては心から作り出されるものじゃという。
 まさにその通りじゃ。
 世界は心から作り出されている。
 心から作り出されたものが、今みんなのいる世界なのじゃ。
 
 この単純な真実を知らない多くの者が、人生を無駄にしてしまっているのじゃ。

 例えば苦労して金持ちや、有名人になった者が、酒や薬に溺れて自滅してしまうような事が度々ある。
 彼らはもとから心に不安や恐怖、劣等感などを抱き、金持ちや有名人なったらそれが無くなると想って居った。
 しかし、実際になってみるとそれらの恐怖や不安、劣等感などは少しも無くならない。
 それ故に絶望して、酒や薬に逃げるのじゃ。

 外部の環境を変えても、心が変わる訳ではない。
 不安や恐怖、劣等感に囚われた心は、金持ちや有名人になったところで少しも変わらないものじゃ。
 それはここに掲げた言葉のように、全ての世界は心から作り出されるからなのじゃ。

 不安や恐怖、劣等感などがあれば、どれほど金持ちや有名人なったとしても、やはり世界は不安や恐怖、劣等感に満ちた世界のままなのじゃ。
 千人の護衛が居ても、不安や恐怖は無くならない。
 自分より劣った者が千人居ても、劣等感は無くならない。
 心は不安や恐怖、劣等感を世界に投射し続ける。
 一生をかけて築き上げた財産や名声も、何の意味もなさない。
 それが阿頼耶識という認識を持っている人間の性質なのじゃ。
 
 今、この言葉を知る事が出来た者は幸せじゃ。
 無意味な努力で人生を無駄にせずに済むのじゃから。
 今、この世界から不安や恐怖、劣等感などを取り除きたいと想うなら、自ら汚れた心を取り除き、清らかな心を取り戻すのじゃ。

 ここでいう汚れた心とは、不善に向かおうという心だけではない。
 不安な心、恐れる心、劣等感や傲慢な心など、否定的な心も全て含まれておる。
 他人を卑しめるのは汚れた心といえるが、己を卑しめるのも汚れた心であり、いらないものじゃ。
 それらを取り除いていく過程は、心を磨くといわれる。

 今、失業などで自分を見つめ直す機会ができた者は、むしろ幸運じゃ。
 必要の無いものを必死で追い求め、人生を無駄にする道から、離れられるチャンスなのじゃ。
 汚れた心を取り除き、清らかな静かな心で世界を見渡せば、自分に本当に必要なものは何じゃったのか判るじゃろう。
 本当の世界は常に光り輝いておる。
 心を磨く事によって、みんなも自ら世界を輝かすのじゃ。
 


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ダンマパダ(法句経)解説 | 21:21:26 | Trackback(0) | Comments(0)

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