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鬼和尚天空

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三つの教え
 お釈迦様の教えには人に合わせて三つの段階がある。

 一つは善事を行い、幸運を招くもの。
 二つ目は止観の瞑想を行い縁起を観察して苦を滅するもの。
 三つ目には更に瞑想し、本心を観察して悟りを得るものじゃ。

 一つ目の善い行いをすることは、これこそお釈迦様の教えの尊い所じゃ。
 ダンマパダ(法句経)にも多くの善い事をせよ、と何度も書かれておる。
 世に生まれては善い事をするのが幸運への道と言えよう。
 特に今、苦が無く悟りを求めていない者でも、幸福を求めているならば、この善事を行うのが良いのじゃ。

 善い事とは人を喜ばす事であり、悪いこととは人を苦しませたり、悲しませたりする事じゃ。
 人を喜ばせるといっても犯罪者の手伝いをしたりしては、苦しんだり、悲しんだりする者が居るから悪い事なのじゃ。

 世の宗教の中には、神仏のためなら人を殺したりする事を善い事と教えるものもある。
 中には仏教といいながら、人を害したり傷つけたりすることを認めたり、その方法を教えるようなものもある。
 そのような宗教が間違いである事を、はっきり教えてくれるのじゃ。
 
 二つ目には苦しむ人々が自ら苦を滅するために、苦滅の道を説いたのじゃ。
 人の心は縁によって様々な作用が起こるものじゃ。
 
 例えば昔、車に轢かれた者が、普段は忘れていても車を見たりする縁によって、昔の痛みなどが蘇り苦しんだりする。
 或いは何ものかに執着する者が、執着する物を見る縁によって欲求が起こり、それが叶えられなくて苦を生じたりする。

 このように苦しみは様々にあるが、いずれも原因からの縁に因って起こるものじゃ。
 全て苦しみはそのような性質を持っているのじゃ。

 それを滅するには原因から生じる縁起の連鎖を、全て観察しなければならないのじゃ。
 それが観察されたのならば、苦は必ず滅するのじゃ。

 最後の一つが完全に全ての苦を、永遠に滅するための悟りへの道なのじゃ。
 人が永遠に全ての苦を滅しようとするならば、悟りを得る他は無いものじゃ。
 これこそ本当にお釈迦様が教えたかったことと言えよう。
 
 心の作用が縁起によって成り立っている故に、自我の生成もまた縁起によっておる。
 自分が自分であると言う認識が成り立つ原因、それを観察すれば自我もまた滅するのじゃ。
 
 本来ならば悟りを得た者は、この悟りへの道だけを教えたりするものじゃ。
 しかし、慈悲の故に悟りを得ようと思わない者にも、幸福への道、苦を滅する道をも説かれたのじゃ。 
 
 悟りを求めない者にも幸福への道を、苦がある者には苦を滅する道を、悟りを得たいと思う者には悟りへの道を、全て解き明かされたのじゃ。

 幸福を求める者は善事を行うのじゃ。
 苦を滅しようとする者は苦滅の道を行くのじゃ。
 全ての苦を永遠に滅するには、悟りを求めるが良いのじゃ。
 


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テーマ:こころ - ジャンル:心と身体

元気が出る説法 | 21:18:26 | Trackback(0) | Comments(6)

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