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自分を責めてはいかんのじゃ。
  この世に子供の頃、親に叱られなかったという者は殆ど居ないじゃろう。
 誰でも多少の違いはあっても大抵は親に叱られて育つものじゃ。
 親も大方は子供が憎くて叱るのではないのじゃ。
 命に関わる危険なことや、社会での生き方を教えるために叱るものじゃ。

 しかし、その叱責が子供の頃に、心に定着してしまうと、何かあれば過度に自分を責めるという心の悪癖を作り出してしまうことがあるのじゃ。
 何かを失敗したりすると自分を心の中で叱ったり、罵ったりしてしまうのじゃ。
 例えば仕事の失敗をしたり、家で皿を割ったりしても自分を責めたりするのじゃ。
 自分の責任ではない近親者の病や死去でも自分を責めることもあるのじゃ。
 自分のせいで近親者が死んだとか、もっと何かしてやればよかったとか思うのじゃ。

 そのように自分を責める心の性質があれば、それもまた苦になるものじゃ。
 自分で自分を責めることが苦になるのじゃ。
 自分で自分を責めればちょっとした失敗でも強く落ち込んで、意気消沈し、やる気も無くなるものじゃ。
 うつになる者も居るじゃろう。

 そのような者は他人も強く責めたりするものじゃ。
 自分が許せないのであるから、他人もまた許せなくなるのじゃ。
 他人を責めれば他人からも責められるじゃろう。

 こうして自他共に不幸になるばかりなのじゃ。
 それも子供の頃に叱られた経験を繰り返していることが原因だったりするのじゃ。
 もはや必要も無い子供の頃の経験が心に残って、今の生活を不幸にするのじゃ。

 その苦から抜け出したいと思う者は、先ずはそれを完全に滅することを決意しなくてはいかんのじゃ。
 自分を責める性質を持つ者は、それが正しいと思い込んでいる事も多いからなのじゃ。
 それも親から叱られていたからなのじゃ。
 親の言動を子供は正しいと思い込むものであるからのう。

 正しいから自分を責めるという認識をも捨てることを決意するのじゃ。
 そして真摯に心の中の原因を観察してみるのじゃ。
 子供の頃の原因から、今の心の性質が起こる事を観察するのじゃ。
 子供の頃の経験から今の自分を責める心の性質が出来ていると理解できれば、それは消えるのじゃ。
 
 完全に理解できればその無意味であることが心身に染みてわかるのじゃ。
 ただ子供の頃に叱られた経験から、今の人生さえも暗くしているという全体像が見えればその性質も訳無く捨てられるのじゃ。
 それは完全に気付けば自然に起こるのじゃ。

 完全にその性質から逃れるためには、人に拠っては何度も観察しなければならないこともあるのじゃ。
 全てが完全に観られるまで何度も何度も観るがよいのじゃ。

 そのようにして自分を責める性質が無くなれば、小さな失敗で落ち込むことも無く、他人の言動で自らを責めることもなく、他人を責めることも無く生きられるのじゃ。
 少しのことで意気消沈する事も無く、やる気が出て過去の経験に縛られることも無く、やりたいことも出来るようになってくるのじゃ。
 それもまた自己を理解することの効用と言えるのじゃ。
 自分を責める性質の者は実践して、無用な性質を取り除くが善いのじゃ。


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元気が出る説法 | 22:50:46 | Trackback(0) | Comments(22)