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鬼和尚天空

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実修4 苦の滅の観察
 苦が縁起していると判ったなら、今度は苦の滅を観察するのじゃ。
 これによって苦の縁起は更に客観化が進み、厭離が容易になる。

 苦が原因から生じるという事は、原因が滅すれば苦も滅するという事になる。
 苦が滅すればそからの逃避も無くなる。

 苦の集によって感得した縁起の段階を、そのまま逆にたどって苦の滅するさまを観察するのじゃ。
 執着が滅すれば、苦が滅する。
 苦が滅すれば、逃避も滅すると観察する。

 これを逆観という。
 普通のが順観じゃな。
 順観と逆観をおこなっていくと、苦の縁起はより速やかに厭離されていくものじゃ。
 観想であり、観想しながら観察するのじゃ。
 苦の縁起が滅していく過程を考えながら、己の反応を観ていればそこに必ず変化は訪れる。
 
 例えば子を亡くしたキサーゴータミーの場合なら、子に対する執着が滅すれば苦が無くなり、苦が滅すれば、逃避も滅すると観想し、観察する。
 恐怖症ならば、己に対する執着が無くなれば、苦が滅し、苦が滅すれば、逃避も滅すると観想し、観察する。

 逆観によって苦の無い状態の心が観想されると、それに対する投射が無くなり、自然に縁起する苦の回路が浮かび上がり、かんたんにに観られるじゃろう。
 苦の縁起を離れた己の心が、苦を客観的な存在として観る。
 そして、更に厭離は進むのじゃ。

 このように己の心を観察し、苦を観る修行をしていけば、どのような苦であろうと、全ての苦は必ず滅する。
 苦が滅すれば生き方さえも変わる。
 苦を滅する道は強く生きる道にもなるのじゃ。

 しかし、一つ注意しなければならんのは、苦を滅すれば今まで逃げていた恐怖や不安と対する故に、強いストレスがかかる事じゃ。
 ストレスが溜まってきたと感じたなら、少し休んで上を向いて、ため息をつくような漢字で大きく息を吐きながら、体の力を抜くのじゃ。
 そうすればストレスは抜けていく。
 この時、体が自然に動く事も在るが、自然な反応であり、気にしないで良い。
 それでもストレスが抜けない時は一時中断し、ストレスが無くなってから又再開するも良い。
 自らの心身を調えながら、修行を進めるのじゃ。

 多くの苦があれば防衛反応により、自我を滅する事も難しいものじゃ。
 それ故に悟りを得る修行の為に、苦を滅する事も説かれたのじゃ。
 このように縁起として成立する心の仕組みを、観る事に慣れれば、その仕組みによって成立する自我を観る事も容易になるじゃろう。
 そして、苦の元になる己というものが観られたなら、全ての苦を滅し、二度と生じなくする悟りが訪れるじゃろう。 
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苦滅の道実修 | 21:10:41 | Trackback(0) | Comments(4)
コメント
和尚さん、こんにちは。
観想とは、どうすることですか?
2010-10-29 金 18:40:42 | URL | ユキ [編集]
心の中のイメージや言葉、感覚、感情などを思い浮かべ操作する事じゃ。
苦をもたらすもの、苦を感じるものなどを思い浮かべながら、さらに観察するのは集中力が大事じゃ。
それが出来れば苦は滅するじゃろう。
2010-10-31 日 12:37:17 | URL | 鬼和尚 [編集]
ありがとうございます。
頑張ります。
2010-11-14 日 12:37:58 | URL | ユキ [編集]
そうじゃ、頑張るのじゃ。わしがついとるぞ。
2010-11-16 火 18:46:25 | URL | 鬼和尚 [編集]
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